Moonの歌い出しは過去一で好きな僕です。が!
こんな風に、歌い出しに吹っ飛ばされたような記憶、以前にもあったよなあと。
というわけでやってみます。Perfumeで、歌い出しがごっついかっこいいプレイリスト!
コンピューターシティ
これはすごい。
本当に、すごい。
5−7−5ならぬ、5−5−5−5−5−5−5という、コンピューターチックな?たどたどしさすら感じさせる機械的な歌い出しが、あろうことか「愛してる」にたどり着くというドラマチックで感動的な構成。
こんなの、Perfumeでしか体験しようのない独自世界!
に、開始たった数秒でぶっ込まれるという体験!まさにゴールドエクスペリエンス。
Perfume(曲)
歴の長いPerfumeで、普通こういうプレイリスト作る時って発表年代とかリリース媒体とか散らしてバランスとるものかもしれませんが…
よりによって、『シティ』のカップリングを持ってきました。
でもこれ、紛れもなく『シティ』に並ぶくらいの、めっちゃすごい歌い出しだと思ってます。
磁石のSとNが引き合うという、なんてことない事実をもとに今僕ときみが惹かれあうと歌ってるだけの話ではありますが…
同じだからとか似ているから、じゃなくて、まったく逆の異なるものだから惹かれ合う、ということを歌ってるのって、そんなにありふれてはいない気がします。
磁石みたいに引き合う、はあるでしょうけど、異質だから惹かれ合う、ていう。
他人同士だから磁力をもつ、なんてフレーズも後で出てきます。
影の世界に生きて、そこで輝きを発し続けて、いろんな人たちを巻き込んで来たPerfumeをまさに凝縮したような歌い出し。
初めて聴いたときよりも、長くPerfumeを聴き続けることで味わいがどんどん深くなっていってますが。
そういう背景なしに考えても、この歌い出しはPerfumeがPerfumeのなんたるかを宣言した、とってもかっこいいものだと思ってます。
ポリリズム
死ぬほど聴きまくってるけども、それでもやっぱり、この歌い出しにはぐっと来てじわっとしちゃう。
本人たちも、大事なタイミングでこの歌い出しの歌詞を何度も引用しているように、キャリアを積むたびに支えて導いてくれてる歌なのだと思います。
正直言うと、僕も最初はこの歌の歌い出しなんてそんなに特に気にしてなかったんですよ。
『シティ』みたいに、聞いた瞬間「は?!え??!」って吹っ飛ばされるのとは違いました。
社会に出ていろいろと体験していくうちに、「想い」を「とても大事」だと歌ってくれることの尊さが染み渡るようになりました。
メンタル死んだとき、不意にポリリズムが流れてきて自然に自分の口がこのフレーズを口ずさんだとき、ガチでボロ泣きしました。
ライブで不意打ち食らうと死ぬほど泣いてしまうので、めっちゃ気を引き締めますwポリリズムちゃんと見れないとかいうもったいない事態にはしたくないw
再生
続いては、初回で吹っ飛ばされたやつです。
なんという、歌い出し!!!
最大限界生きたいわ!!!!っって!!!!!
これ聴いたときは、もう猛烈にPerfume大好きだああああっっ!!!て叫びたくなったw
Perfumeに対しては、メンバーが好きとか曲が好きとかもちろんライブが最高とかいろいろあるんだけれども、
Perfumeの曲で出てくる、表現されている「人」が、そこに確固たる人格として存在している「人間」が死ぬほど好きです。
『再生』で描かれているのは、勇者だと僕は思ってます。ドラゴンクエストに出てくるみたいな!
この人は、勇者じゃなくて大魔道士か…まあ、細かいことはおいときまして。
『再生』の歌い出しを聴いた瞬間、Perfumeはまたしても最前線に飛び出して行って、さあついてこい!と引っ張ってくれてる気がしました。
Moon
そもそもの話、曲調が穏やかと思っていたところにめちゃ踊る気満々イントロを聴いた時点で「お?!え?!」な状態に陥った訳ですが…そこから飛び出した、歌い出しが絶妙にジャストに最高。
ここまでプレイリストに挙げてきた曲たちだけでなく、とんでもない表現をぶちかましまくって来たPerfumeに、今現在一番言ってほしいこと、一番一緒に歌いたいことが、この歌い出しの短いフレーズに全部詰まってるのではないかと。
僕は強く強く、思ってます!
これまでも、これからも、だけでなく。たったいまこの瞬間だって!!!っていう。
これは、ライブでは歌っちゃうぞ…声出しOKなら、是非とも。