むさぼるように読みました(^q^)インタビュアーもいしたにまさき氏と激アツ‥
メインは映画Reframeの見どころについてですが、Perfumeのパフォーマーとしてのとんでもなさであったり、ダイトさんとMIKIKO先生とのせめぎ合いであったり、果てはダイトさんの振りコピについてまでとこれまでのPerfumeとこれからのPerfumeを考える上で胸が熱くなるような話題が盛りだくさん。
【掲載情報】
— Rhizomatiks (@rhizomatiks) September 10, 2020
GIZMODOに真鍋大度 @daitomanabe のインタビューを掲載いただきました。
9/4に公開した『Reframe THEATER EXPERIENCE with you』についてお話ししています。
是非ご一読ください🙏
映画は9/17までの2週間限定公開となります!https://t.co/4roQjx682c
今日はこのインタビューのポイントをざっくりと追ってみます。原文読んでいただければ済む話ではありますが笑
見出しは記事より拝借しました。
今回の映画はラップトップやタブレットよりも、ライブの環境に近い映画館という箱で見てもらうことが重要かもしれない
まずは映画に関して。
僕は今回の映画は主に資金的な理由で泣く泣く見送りました。
が、いずれフィジカルでリリースされたら是非とは思っていました。
その場合はおそらくテレビで見ることと思うのですが‥それはちょっともったいないという話。
大画面・大音量っていうのは重要だと思います。
この作品はウーファーで重低音を体感してほしい。サブウーファーの音も思い切り入れちゃっているので、イヤホンだとそこが体感できないんです。皮膚がちゃんと共振する周波数が鳴っているので、ぜひ音響のいい映画館で観ていただきたいですね。
映像作品とはいえ、リアルなライブに近い感覚を味わえるように作られている、とのこと。
それなら是非とも映画館に行きたい‥
さらには知らなかった話も。
完全にアカペラで歌ってもらっているシーンがある
しかも、撮り直しまであったと。VOICEのこと?
MIKIKOさんはセットを重視される方なので、なかなか言うこと聞いてもらえない(笑)
先生とダイトさんがつるんでるところはお馴染みです。
ただ二人がどんな会話をしてるかはあまり知りませんでした。今回のインタビューでは二人のやりとりが少しだけ垣間見えます。
MIKIKOさんはセットを重視される方なので、なかなか言うこと聞いてもらえない(笑)。ただ、出来上がったものを見ると結果的にMIKIKOさんの意見が正しいことがほとんどなので、あまり強くは主張できないですね。
結構バトルがあるんですね笑
最終的には先生の意見が優先されるみたいなのもおもしろい。
テレビだとライゾマの独壇場ぽく感じることもありますが、ライブは先生が強いとかあるのでしょうか。
Perfume四天王って、ワンピの四皇みたいにそれぞれが独立したスーパーパワーというのがPerfumeの強みであり面白み。
Perfumeは本当にとんでもない
既に聞いたことのある話ですが、ダイトさんはあれだけエゲツないテクノロジー披露しといてホントに凄いのはPerfumeだと強調します。
──ステージ上のPerfume本人たちは、自分のダンスと映像がどうシンクロしているのかモニターできないんですか?
真鍋:メンバー用の映像のモニターはないんです。彼女たちが完璧にステージ上の動きを覚えてその通りに動いている。目線をモニターに持っていく余裕もないと思います。Perfumeは本当にとんでもないんですよね。パフォーマーとしての力量が尋常じゃないんです。
アメリカでPerfumeがパフォーマンスをすると、現地のスタッフに「こんなに細かいものを覚えられるのか?」って驚かれる
少しでも間違えたらすべてが台無しになる。これはMIKIKOさんがセットも人の動きも両方計算して演出しているからこそ、ギリギリまで攻められるのかもしれないですね。
何という称賛。先生の計算あってのものとはいえ、Perfumeの力量によるものがかなりおおきいことが分かります。
見てるだけでも、美しいなあとか、カッコいいなあとか、今の超気持ちいいなあとかは多いです。
僕は基本見てるのはPerfumeだけですので本人たちがすごいことは何となく分かってたものの、こうして具体的に説明してもらえるとより尊敬の念も深まります。
『Challenger』はタイムリープの感覚になる
何となく、Challengerには意図的なダサさというか、わざとっぽさみたいなのがある感じがしてました。特に歌詞に。
ライブでは熱くなりますけど、聴くにはちょっと恥ずかしい的な。
ただ、Challengerは眠ってた曲を再発掘したという中田さんには珍しい手法で生まれた曲で、木の子ボーカルバージョンも存在するかなり変わった曲でもあります。
歌詞が全然違う‥
そんな不思議な境遇をもつChallengerについて、インタビュアーのいしたに氏が面白い指摘をしています。
ラストナンバーの『Challenger』は16年前に作られていて今まで発表されてこなかった曲ですけど、何も予備知識なくあの曲を聴くと、新曲なのになんか懐かしいという感覚もあるんですよね。歌詞は未来の世界を歌ってるんだけど、その未来っていうのはライブの映像で見せられたものだったり、現在のパフォーマンスだったりする。それを本人たちが16年後に実現したことを歌ってるみたいに時間軸がぐるぐる回ってて、SF的なタイムリープの感覚になるっていうのがすごいです。
タイムリープ…新曲タイムワープと偶然にシンクロ。
確かにChallengerは時間軸がよく分からなくなります。Perfumeを知っていればという前提はありますが。
そしてこれを受けてのダイトさんが、
面白いですよね。よくこんなにすごい曲が残っていたなって思います
あ、普通にすごい曲って言っててなんか新鮮w
そしてまだまだ眠ってる作品あるんじゃないの?とファン心理をくすぐるコメント。
是非ジューシーフレグランスを発掘して下さい‥
同じ楽曲でもPerfumeの踊り方が10年前と今では違う
最後にライゾマダンススクールについて。
ダイトさんがPerfumeの振りコピをしてダンスコンテストにも応募していたことについては先日もご本人がツイートしていました。
しかもこれ、結構ずっとやってる印象‥再生もやってたり。先生も反応してたり笑
これに対して、ちょっと突っ込んだ話がされてて非常に興味深い
もちろん3人のダンスをより深く知るためという意味もあります。やはり自分で踊ってみるとダンスのことが徐々に分かってきます。ダンスを観る解像度が上がったというか。同じ楽曲でもPerfumeの踊り方が10年前と今では違うんです。
同じ曲でも踊りが違う‥考えてみれば当たり前で、しかもバージョンアップしていると。
この10年で彼女たちはかなりスキルアップしているし、踊りの質感もぜんぜん変わっているんです。
恥ずかしながら僕、そういう視点は持てていませんでした。
同じ曲でもライブによって結構違いがあることは感じていて、最高のセブンスはWT2?3?とか、レザビやスペンディングはフェスだよなーとか。
でも時系列で進化してるって視点は抜けてました。
膨大なデータを保持していて、さらにはそれらをリフレイムしてライブや映画に落とし込んでるダイトさんが言うことの重みときたら‥
今後のPerfumeを見る上での楽しみがまたひとつ増えました。
そして締めに言ってるのが最高に熱い。
今がアーティストとして最もキレキレなんですよ