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かしゆか商店が感動的なのは店主がカワイイからだけではない【白磁の急須編】

開店一周年を経た、店主が超かわいい”かしゆか商店”。

Perfumeはステージでパフォーマンスしているときが一番美しいと僕も思うのですが、そうじゃないときの様子にもいろんな魅力があります。

かしゆかの場合、ステージで見せる美しさとはまた別の、戦士の休息とでも言えるような静謐の美しさがそこにはあります。

例えば公演前のスタンバイ状態と思われるこちらとか。

美しいスタンバイモード

素敵だ…

こんな秘密の美をもっと味わいたい。

そんなときにかしゆか商店を覗いてみると…

今回は開店当初の買い付け品の白磁の急須を扱った記事から、かしゆかのプライベートな静けさと美しさに触れてみようと思います。

僕が感じた、かしゆかが店主をする上でのこだわり2点を中心にレビューしていきます。

日常感覚

最初のポイントは、日常感覚。

九谷焼は芸術品としても扱われるようなものです。

が、かしゆかが買い付けするときにはあくまで日常使いにどうかは外せません。

それは今回買い付けた、異次元のようなデザインを持った急須や湯呑でも同じ。

茶杯選びでは、実際にお茶を入れての口当たりを確認。ちなみにそんなこと実際させてくれるなんて、よほど信頼関係がないと難しそう(^-^;

「シャープなのにとても優しい」と表現しています。

優しさを求めるという精神については次項で触れるとします。

日常感覚というポイントで、もう一点外せないのは、実際に使用する上での利便性です。

それは、お茶が染みない、電子レンジでも使える、そして見た目の割に驚くほど丈夫といった、芸術性とは離れた部分です。

特に茶染みについては、作り手に「浸透率」まで確認する念の入り用。

お茶の時間を大切にしているだけでなく、既にお茶の道具にこだわってきた歴史・背景を感じさせます。

なんと麗しいかしゆか。

日本のものづくりの背景にある文化・風土

もう一つのポイントは、おそらくもっと重要なもの。

それが、日本という国とそれを構成する地域の文化や風土を感じること。

店主がチョイスした九谷焼はかなり独自性が高く伝統からはかけ離れた印象ですが…

ここで、一冊の本を紹介します。

この本には最新の九谷焼アーティストが多数特集されています。出されたのは2019年2月とつい最近です。

九谷焼きは今、アートとしてとてもホットなようです。

店主が買い付けに訪れた森岡さんも取り上げられていますが、色鮮やかな絵付けを全くしていないのでやはり異端・独自な印象を受けます。

しかし森岡さんのページには、「轆轤」(ろくろ)という単語がいくつも並んでいました。

森岡さんからすれば、九谷焼の本質は九谷の土だという解釈があり、絵付けを行わないのも土と直に触れ合う「ろくろ」による表現を極めたいという強い願望があります。

かしゆかの記事の写真ではそこまで明らかではありませんが、森岡さんのサイトを見ると、彼女の作った作品が、自然光の中にうっすらと光をはなつかのように佇んでいる様子がわかります。

空間と光との調和がとても美しい作品群となっています。

この、一見すると伝統を逸脱しているようでいて、実は伝統への深い愛がある、というスタイルは、Perfumeに通じるものを僕は感じました。

近未来三部作と呼ばれる作品群に登場する、愛すべきキャラクターには漫画やアニメに出てきそうな馴染みの感じがあったような。

森岡さんの作品に対する店主かしゆかの、慈愛のこもった表現は必見です。直に作品に触れたからこその、臨場感のあるレポとなっています。

さて、急須はお茶を淹れるものです。

かしゆかは、お茶の時間というのをとても大切にしているようで…

というわけで、九谷焼から離れて、今度はかしゆかの考えるお茶の世界をみてみます。

とても日本的な楽しみ方

お茶に関しては、ちょっとおもしろい話があります。

それは、日本人のちょっと変わったお茶の楽しみ方です。

かしゆかの茶の楽しみ方も、ここでいわれる「おかしい」につながる感じがあります。

例えば、お茶の時間は

自分が今を大切にしていると感じられる

いつもの自分からふっと離れられる

というような、特別なものであることが語られています。

口当たりにやわらかさや滑らかさといった物理的なものだけでなく、「優しさ」を求めたのも、茶の時間に宇宙や哲学を見出す日本人かしゆかならではだったのです。

さらには、急須を楽しむためにお茶を飲む、という喜びも提案しています。

自然光にうっすら透ける姿を楽しむかしゆか…

ああ、なんとあたたかで美しい光景!

MUSIC:HOME

単なる偶然とは思いますが、今回かしゆかが訪れた工房は石川県で、アーティストの森岡さんは金沢生まれ。

Perfumeの音楽を全面的に作っている中田さんと同郷です。

そんなわけで、今回の企画に寄り添うような音楽を一つ紹介して締めます。

タイトルは『HOME』。

このタイトルはキーボードのボタンから取られているだけという可能性が高いのですが…もしかすると、故郷金沢が思われていたかもしれない、なんて(^-^;

HOME
CAPSULE
2000/10/10 ¥250

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