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ヨルシカ『あの夏に咲け』が素晴らしいのは…

ギター??

イエス、素晴らしい。

女の子の可愛さ?

もちろんイエス、花が咲いちゃうくらいだもの。

でも、もう一つ見逃せないのは…

弾むステップ

踊るように軽やかな、「タラッタッタ」では???

あの夏に咲け
ヨルシカ
2017/06/28 ¥200

しかし、この「タラッタッタ」、歌詞で見ると印象が全然違います。

君が触れたら、
た、た、ただの花さえ笑って宙に咲け

え、これって…口ごもっている?

軽やかで楽しげな歌の調子と違って、緊張しているような感じもあります。

というわけで、俄然歌詞が気になってきました。

しがない物書き

おそらく、この歌の主人公である「僕」はしゃべるのがそんなに得意ではなく、下手をするとそのせいで嫌な思いをしてしまってすらいそうな空気があります。

それが、

しがない物書きであった僕

という設定です。

しがない物書きなんて言われたら、病弱で線の細い弱々しいビジュアルが浮かびます。

おまけのこの「僕」は花が好きで、カトレアなんて花の名前を、見ただけで言い当てちゃってます。

まあどう考えてもEXILE聴いてるパリピ系じゃないし、おとなしくてメガネが似合うような青年なんでしょう。

書いているものは、

書いて書いてようやく得たものが!
妬みとか蔑みとか!

というような感じで、何かと抱え込んでしまっていることが伺えます。

そして、嫌な経験もたくさんしてきたらしき言葉も見られます。

吐いて 吐いてようやく分かるのが
痛みです 虚しさです

ということは…

何度も何度も繰り返される、言いよどみ、語音の連発は…

君が乗り込む、
バ、バ、バスの隙間に

意図してリズミカルにしてるのではなく、なめらかに話すのがそんなに得意ではないからであり、そのせいで「僕」は嫌な思いをたくさんしてきて、喋らなくても済むように「物書き」になったのかも…

だとすると、そんな背景を持った「僕」が、思わず「喋ってみよう」なんて口にだしてしまうというこの歌がさらに愛おしくなってきます。

ギターが良いのは間違いないし、女の子が素敵なのも良い。

でも、更にこのストーリーを良くしているのは、ちょっと手の混んだ設定を仕込まれた「僕」が魅力的だから。

だというのが、僕の考えです!

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