バカのひとつ覚えとはまさにこのこと…と思うのが、腕時計レビューでよく見かける「視認性」という言葉。
しかし、そもそもの話「視認性に劣る腕時計」なんてほとんど存在しません。時々デザインに凝りすぎて読めない時計もありますが…
現実的には、読めない、なんてことはほとんどありません。
むしろ聞きたい。読めない時計なんて見たことありますか?
なくはないけど…くらいの話ではないでしょうか。
よって、腕時計の良さを議論するときには視認性なんて問題にする必要はないというのが僕の見解です。
この時計は視認性が…と言い始めた段階で、あ、こいつ頭わるいんだな、と思っていいとまで思います。
まあ、そうすると男性雑誌とかほぼ全滅になりますがw
おすすめ腕時計30選とかあって、全部に「視認性が良い」なんて書いてあったのを見た日には、書いたやつ馬鹿だろとしか思わないですよね?
例外はダイバーズやパイロットなど特殊な環境下で使う時計でしょうけど、そんなのダイバーやパイロットにしか関係のない話のはず。
そんななか、ちゃんと真面目に視認性について議論している記事を見つけました。
環境によって見え方が変わると誤認しやすいという単純明快で具体的な「視認性」を説明してくれています。
さらには、実物とカタログ・ホームページ写真にはどうしても違いがあるという、ありがたいことまで教えてくれてます。
そしてこの記事冒頭に挙げられてるマットな質感のフォルティスは確かに見やすいという…
てなわけで、このように具体性を持った「視認性」は議論に値するものだと思いました。
逆に言えば、具体性を伴わない「視認性」はやっぱりバカ発見器の一つだと思います。