今回はこの時期特に注意したい二つの病態、日焼けと熱中症について扱います!
基本方針は同じ!
日焼けも熱中症も予防第一ですので、是非ともならない努力は惜しまないで欲しいところですが、せっかくの夏、日焼けして皮ピリピリくらいしとかないと!って人も中にはいるかと思います。
そこで、この記事では「なってしまった」場合の対処法について、ドラッグストアで一般的に手に入りそうなものを紹介していきます。
基本コンセプトはどちらも共通していて
①冷やす
②水分を補う
です。
A.日焼け
日焼けはヤケドと同様に扱えばオッケーです。
何はともあれ冷やす!
これを最優先させてください。
患部を冷やす方法としては氷水で絞ったタオルを当てる、水風呂につかるなどです。
注意点として、間違っても「ひんやりジェル」あるいは「冷えピタ」的なものは使わないでください。
火照った肌にはアルコールや粘着剤が良くないようです。
冷やすのと並行して、患部への水分補給・保湿が重要になります。
で、大御所でいうと資生堂の「カーマインローション」ということになるのかもしれません。
ただ、これは僕の働いているドラッグストアには売っていませんし、アルコールも入っているのでベストかどうかは微妙かもしれないです。
あせも用のももの葉ローションの方が優しいですし、もっとお勧めなのはアロエ配合のジェルです。
液体は直ぐ垂れてしまいますけど、ジェルだと止まるので塗り広げやすいです。
冷蔵庫で冷やしておくと、患部を冷やすことも出来てなお良いですよ。
冷やして、保水すれば大分楽になってくると思います。
水ぶくれが出来たり患部がかゆくてもいじらない方がいいです。
跡に残ってしまいます(–;
ちなみに、冷やすのも保水するのも適宜繰り返してください。
一日三回やればオーケーなどというような基準はなく、症状の辛さによって加減すると良いようです。
B.熱中症(日射病、熱射病含む)
熱中症の場合に大事なのは、とにかく冷やすことです。
氷嚢を大血管が走っているところ(頚部とか)に当てて、熱をさまします。
冷えすぎると良くないですから、粘膜色(唇とか)がピンクかどうか確認しつつにします(青くなってきたらやり過ぎです)。
気化熱を利用してぬれタオルをかぶせてそこに扇風機で風を送るというのも有効なようです。
冷やすのに加えて重要なのが、水分補給です。
水分なんだからミネラルウォーターが一番いいかというとそうでないのが難しいところ。
脱水すると塩分も同時に出て行ってしまうので、理想的には塩と水の両方を補いたいのです。
じゃあ塩舐めて水飲めばいいかというと、もっと簡単に、しかも効率よく水分補給できるのがいわゆるOS-1。
スポドリだとカロリーが高く、塩分も少なめなので、OS-1が無いときに予備的に使うと良いと思います。
大塚製薬工場 経口補水液 オーエスワン 500mL丸PETx24本(ケース)
ちなみに高熱になったからといって解熱剤(バファリン、イブなど)は使っても無駄です。
これらは体の中に病気があるときに起こる熱を下げる役割はあっても、暑さで上がった体温を下げる効果はないということです。
まとめ。
日焼けも熱中症も、基本は冷やす+水分補給!
クスリはほとんど出番なし!