Yunomiのアルバムがすごすぎてぶっ飛んでおります。『守護霊』最強説に揺らぎはありませんが、既に一曲目『めんたいコズミック』からして異常。
なんて風に最近はYunomi feat. nicamoqに惜しげ無く賛辞を送っていますが・・・
同じように途轍もない感動をくれてきたのがPerfumeです。
というわけで、Yunomiばっか聴いてる今であっても、どうしても聴きたくなるレベルで最強のPerfume10選です。
ちなみに僕は6ー7年のファンです(^ー^;ライブは3回行ってます!
1.コンピューターシティ 2006年
これの何がすごいって、腐るほど流布されて完全に陳腐なものと堕したポップソングでの「愛してる」を復権させてしまったことです。
それも、SFのモチーフを使うという文学的技巧で。
コンピューターシティ
Perfume
2006/01/11 ¥250
サビの歌詞は文字数5を連発する構成を取っています。
意志を持ち始めたロボットの言葉として完璧な表現です。
この歌は、初めてPerfumeが好きになったPerfumeの曲と言われています(あるいは、ジューシーフレグランス)。
自分たちのやっている音楽を全く好きになれなかったPerfumeですが、ある日中田さんが自分のイベントでPerfumeを流していて、会場がものすごく盛り上がっているのを見たとか(たしか、のっちとかしゆかが)。
それで、あ、うちらがやってることって格好いいんだ・・・って思えたという感動的エピソードがあったように思います。
近未来というモチーフは事務所だかお偉いさんが持ってきたものかもしれませんが、それを使って普遍的「愛」を表現してしまった中田さんには脱帽です。
でも、それを表現するのにはPerfumeの声が絶対的に必要でした。
既にインディーの頃から、中田さんは気付いていたと僕は思うのですが、この『シティ』でついにその個性を作品の独自性に結びつけることに成功しています。
ライブでも超・超最高。
歌の終わりに拳を突き出すところ、足の裏をタッチするところ、にはMIKIKO先生お得意の振り付けによるGrooveがしっかりと発動されています。
2.チョコレイト・ディスコ 2007年
まだ来るかというくらいにしつこいリフレイン。
それで熱狂のるつぼと化すグルーヴを創り出す。
『チョコレイト・ディスコ』は名前の可愛らしさと裏腹に、かなり攻撃的で衝撃的な一曲です。
チョコレイト・ディスコ
Perfume
2008/04/16 ¥250
変幻自在に自由極まりない構成、UKロックなお洒落で気持ちいいギターが入れられてる、などなど聞き込み要素も満載。
そしてライブではそこらのロックバンドどもを粉砕するほどの爆音・大迫力で繰り広げられる熱狂タイムとなります。
だがしかし、かしゆかを見逃すな。
そう、熱狂の渦の中で、かしゆかは待っている。
自分だけを見てくれてる人にだけの、秘密のプレゼントを忍ばせて・・・!!!
最高!!!!
3.ポリリズム 2007年
誰も言ってくれなかった、一番大事なものを一番最初に堂々と宣言してくれています。
ただそれだけで、僕には人生最高の一曲です。
ポリリズム
Perfume
2007/09/02 ¥250
Perfumeにとっても特別な曲だから、この上なく輝いた三人が見れます。
そして繰り返される、歌い出しのフレーズ。
しかも、歌うのはたぶんかしゆか。
超変態的間奏も聴き所ですが、終盤でバグパイプ流れ出すところこそ好き勝手自由気ままなPerfumeを象徴している気がします。
ポリリズムのくせに、ライブではフツーに踊らされる笑
If you wannaの方がよっぽど合わせるの大変な印象です。
Perfumeのパフォーマンスも圧巻なんですけど、会場の歓声・絶叫もすげえ興奮させられます。
これをリストに挙げないのが「通」?そんなの笑止千万だ。
4.love the world 2008年
アルバム『⊿』が傑作なのは序盤に『love the world』があるからです。
このよく分からない、でも何か憎めないヘンテコシングルがまず登場することで荒々しくとんがった曲が並ぶアルバムを「ふにゃん」とひん曲げてくれています。
love the world
Perfume
2008/07/09 ¥250
そして、この曲はとんでもなくかしゆかに偏った構成をしています。
え、まだかしゆか?ってかしゆかファンでもビックリするくらいに、かしゆかソロが長い。おお、イッツソーハッピー!!
かしゆか黒タイツが拝めるアートも必見ですが、今でも完全には再現不可能だという振り付けも面白いです。
のっちの腰のうねりがすごい(^ー^;
5.Dream Fighter 2008年
ロックバンドUVERworldと正面衝突した一曲w
チャート上で、ですけど(^ー^;
惜しくも敗れてしまってますが、ま、チャートなんていい加減だからしょうがない(テキトーw)。
この曲は夢を追う人の応援歌、で別にいいんですけど、正直ここまでストイックな曲はそうそうありません。
Dream Fighter
Perfume
2008/11/09 ¥250
なので、メンバーからは厳しすぎとか言われたりしていたように思います。
確かにw
なので、頑張ってる人一般というよりは血みどろの抗争を繰り広げて生きぬくみたいなのがむしろピッタリかもしれません。
イントロなんて、僕はネジを握りしめる半沢直樹が浮かんできました。
ライブでは合唱するところが激アツですけど、まーそれよりもなんといってものっちの気迫でしょう。
特にJPNのオマケに入ったやつは鳥肌もんです。
のっちが本気を出すとハンパないことの実例です。
JPNツアーDVDの特典『Dream Fighter』最強説
6.レーザービーム(Album-mix) 2011年
アルバム『JPN』リリース前。
シングルを出し過ぎ、しかも両A面とかあったりして新曲がほとんどないつまらんアルバムになるなんて意見もちらほらありました。
それを一発で黙らせたのが、原曲ずたずた崩壊気味にミックスされたこれと『GLITTER』のアルバムミックスでしょう。
レーザービーム (Album‐mix)
Perfume
2011/11/30 ¥250
既発曲もアルバムミックスになるとほぼ新曲、そんな空気が生まれる端緒となったのがこれではないかと思います。
もともとこの曲は中田さんのなかでは近未来でもなんでもなくむしろ「盆踊り」なんて言われていましたが、このミックスではさらに和テイストが強調されています。
こんだけ電子音の洪水なのに、ホント変態w
頭おかしいPerfume降臨です。
ちなみに、例のレイザービームを示すポージングは歌詞に先行して繰り出されます。
MIKIKO先生お得意の超カッコよくて気持ちいい、最高の振り付けの1つです。
短いので無限リピートに最適。僕のiTunes再生回数はもうずうっっっっっとこれが1位です。一生1位に居座り続けるでしょうw
7. Spring of Life (Album-mix) 2013年
まずコンセプトが尋常じゃない。
生を謳歌するためになら、死も厭わない。
毎度のこととはいえ、ホント頭おかしいよPerfume(^ー^;
ライゾマの技術と合わさって最高傑作を更新した世紀の傑作です。
Spring of Life(Album-mix)
Perfume
2013/10/02 ¥250
別にアルバムミックスじゃなくてもいいんですけど、ソニマニでこのイントロが流れて発狂しそうなほどに興奮したので、こっちにしました。
あまりにとち狂ったコンセプトは少なくない人々に衝撃を与えたらしく、Perfumeの曲の中でも特にたくさんリミックスされ、しかもクオリティが高いのが多い気がします(Sound Cloudや僕の過去記事参照)。
間奏では演劇風の振り付けがありますが、これがもう超感動的。MIKIKO先生バンザイ!
ライゾマの演出が意味不明だとか不必要だとか言う人も、この曲に関してだけはライゾマバンザイでしょ?(^ー^;
かしゆかはときどきこの曲で振り付けのタイミングをたぶんわざとズラします。
で、うねるような強烈なグルーヴを出します。ああ。死ねる。
8. Magic of Love 2013年
ライゾマがすげえ曲の次は、関さんがすげえこれ。
ここは敢えてPVをご覧下さい。Perfume、可愛すぎw
画像キャプチャも1つ。
美しすぎw
途中挟まれる逆再生シーンは、完全なる無駄です笑
映像を操る側でやれば何の苦もなくできることを、アナログでわざわざやらせるという壮大な無駄。
でもそれをやってみせちゃうPerfumeがすごい(特にかしゆか)。
無駄だろうがなんだろうが、やったことなかったらどんどん挑戦するのです、この人達は。
振り付けでは先生お得意のズラし技が炸裂。
いわゆるデニーロが生み出す快感は必見です。
9. Cosmic Explorer 2016年
ありえねえw
やりすぎPerfume最新版がこれ。
Cosmic Explorer
Perfume
2016/04/06 ¥250
まさかの、コーラスで歌無しwあり得ない。
歌詞カード上は「wow…」とか書いてありますけど、音がうるさすぎて全然聞こえませんw
で、代わりに流れている音楽がくっそ格好いい。
ちなみに振り付けはほぼナシ。
ただ、大合唱してこっちは踊り狂います。
意味不明の構図w
10. If you wanna
かしゆかにこんなに歌わせちゃって、もう!!
If you wanna
Perfume
2017/08/30 ¥250
動いたと思ったら立ち止まって、ゆったりしたかと思ったら加速して、なんとも慌ただしい曲です。
もしだよ?もしもの話よ?
なんて風に、しつこく「If you wanna」を繰り返させる歌が心底愛おしい。
ちなみに、「If you wanna」じゃないのなら、この子は別に綺麗でいたくはない、みたいな人。
なんですけど、もー何度も何度も「If」を言うもんだから、本音がスケスケw
こんだけ英語使ってて、日本的なものを感じさせるってのは本質を捉えているからこそ出来る芸当でしょう。
ライブではどう乗ったらいいのか実はよく分からないで「ん?(^ー^;」となったりしたんですけど、曲のポテンシャルが間違いないので次回はしっくりくるのかな?と思ってます。
ところでYunomiの『守護霊』にあった、嗚咽のような「間」の連発にこの曲は似た空気を持っているように思います。
なんかこういうのが最近来てる?アツいんですかね?
ともあれ、新曲でリリース前後からこんなに長く熱狂できる曲って、もしかしたら初めてかもしれません。
10選とか無理(´・ω・`)
参ったことに、まだまだ挙げねばならぬ曲がわんさかあります。
最近レビューしたCling Clingから一曲も出してないですし、そもそもこの記事を書き出した段階では『FLASH』こそ筆頭に挙げないと!と息巻いてたのに入れる前に10個埋まってしまいました。
最近一番聴いてる『Baby Face』も漏れちゃったし・・・
まあでも、有名・無名曲関係なくいくらでも深掘り出来るのがPerfumeの奥深さだな、ということを再確認出来たのは良かったです。
なんだかんだ、やっぱりシングル曲は強烈でレベル高いですけどね。
あと中田さんもすごいですけど、地味に先生がすごい(^ー^;
ほぼ先生パワーでリストにねじ込まれたみたいなのが、結構ありました。