え?
え??
これ、すごすぎ。
守護霊 (feat. nicamoq)
9月にSound Cloudで公開されていた、Yunomiの最新曲。
ということまでは知っていたのですが、実は一回聴いただけではピンときませんでした。
それもこれも、最初の歌詞のせいです。
『枕元にゴースト』の続編?って思いました。
あれに続編なんていらないし、ネタ切れ感すら感じてろくに聴きもせずに敬遠してしまってました。
僕は甘かった・・・
アルバム『ゆのもきゅ』が出たので改めて聴いてぶっ飛びました。
すごすぎて、泣いた。
枕元にゴーストとの位置関係
歌詞の関連上、やはり『枕元にゴースト』とは関係性があるように思います。
愛する人を残して死んでしまった女の子が幽霊になって、パートナーの枕元に現れて・・・というのが『ゴースト』での設定。
その後、ゴーストが守護霊に昇格したのが『守護霊』といえます。
ところが、『ゴースト』の時点でゴーストにとっての大切な人はいつか別の人を見つけるにちがいなくて、為す術を失ってしまったゴーストは途方に暮れていました。
「時計」をキイワードに両作品が繋がっているのが分かるところでもあります。
で。
これの続編って・・・とてつもなく残酷です。
なぜなら、まだ微かに残されていた奇跡の可能性すら奪うことになるからです。
それを作っちゃうってのは、どう考えたってネタ切れでやるようなことではありません。
ホントに「僕」が消えていく。
なのに、そこには「間」が
そんなストーリーに対して、鳴らされるのが意外性のある音楽。
なんか、ぶつぶつと音が途切れる「間」があるのです。
ヤバい。
この「間」。
音楽が、完全に守護霊の心と一体化しているとしか思えない。
ガンガン鳴り響いて欲しいのに、止まる。
鳴り止んでしまう。
少しの間を置いて、曲は続く。
何これ(^ー^;
聴いたことのない音楽です。
でも聴くほどに完璧だとしか思えなくなってきました。最高。
アルバム最強の一曲はダントツでこれ。これ超えるなんてあるわけがない。
Sound Cloud版とアルバム版の違い
ちなみに、Sound Cloudで公開されたのとアルバムに入っているのとでは時間が異なります。
7秒アルバム版の方が長い。
もっと色々違うかもしれませんが、終わり方が全然違います。
僕はアルバム版の方が好きです。たぶん足されたのは「救い」、でも個人的には余計ツライ・・・
守護霊 (feat. nicamoq)
Yunomi
2017/10/18 ¥250
nicamoqストーリー?
この『守護霊』に限らず、Yunomiの作品には死んだら絶対会えないという圧倒的絶望的確信の見えるものがあります。
『枕元にゴースト』、『夢でまたあえたらなあ』と存在感のある曲の歌詞から読み取れます。
で、それは恐らくはトラックメイカーYunomiの体験から来るものなのだろうとなんとなく思ってました。
ところが、Yunomiによると『守護霊』の歌詞はnicamoqをイメージしたとかで・・・
今回歌詞はnicamoqさんをイメージしました https://t.co/aqNU9A0N44
— Yunomi🍵 (@iamyunomi) 2017年9月9日
え、nicamoq?ってことは、あの闇めいたもの発生源はYunomiの体験というよりはnicamoqだったりするんですか???
本人は「眠れる」とか無色な反応しかしてないですけど・・・
盲点突かれると、なんかすげえゾクゾクする。