超・大激戦を制したのは、誰だ！？
5月も大混戦でしたが、6月はさらに熾烈な争いとなりました。
5位 『黄昏シンフォニー』KEYTALK
目に浮かぶ美しい情景を良い音楽で奏でるという当たり前に良い曲が『黄昏シンフォニー』。
黄昏シンフォニー
KEYTALK
2017/06/07 ￥250
ツインボーカルが代わる代わる表情を変えてくれて、一瞬で情景が移り変わる黄昏時にピッタリです。
4位『Rubber Human』Mili
2月にランキング4位だった『アンドロイド』と同じく、『コンピューターシティ』インスパイア系とでも言うべき曲。
Rubber Human
Mili
2017/05/24 ￥250
色んな音のミクスチャーでとても賑やかでありながら、歌っているのは非常に繊細なほんの少しの思い。
そっけないボーカルで歌われているというのに強烈なインパクトを残してくれた、愛すべき一曲。
3位『GREEN』odol
これはすごい･･･
イントロからの調子外れなギターから、高鳴るドラム、哀切を湛えたストリングス、と個性的豊かなバンドメンバーのセンスがみなぎる展開がとても感動的です。
やはり、僕はバンドが好きというか、ホントに面白い。
GREEN
odol
2017/06/16 ￥200
ところでこの曲は、僕の中で『パンドラの少女』のテーマとなっています。
たまたまこれを聴きながら読んでいたのですが、要所要所でこの曲が盛り上げてくれました。
『パンドラの少女』にはもの凄くハマったので、この小説とともに『GREEN』にもたっぷりとハマりました･･･
でも三位(^ｰ^;
2位『インドア系ならトラックメイカー』Yunomi & nicamoq
超・強烈。
ナンセンス極まりない言葉の羅列に見えて、地味にユルく繋がれていたりして。
きゃりーみたいな声がバックに流れるものの、ニカの声はきゃりーほど甘ったるすぎず、かしゆかみたいな知性を覗かせたクール感もあるせいでパンチの効いたラップになってます。
その一方で、トラックは無駄に感動的なほどの盛り上がりをみせてしまって謎のゾクゾク感がこみ上げてきます。
『Rubber Human』、『GREEN』とかなり素晴らしいストーリー性を持った曲が並んだ6月に、全部ぶち壊して王座に君臨したのはこの意味不明なラップというのが面白いです。
要するに僕は、完璧すぎるものよりはわけの分からないところのある方が好きみたいです。
1位『Everyday -AWA DANCE edit- (it’s so happy)』Perfume
で。
Yunomiの全部ぶちこわし具合をさらに突き詰めた、カオスの極北とでも言うべき曲がPerfumeの最新曲『Everyday』でした。
予期せぬ方向からPerfume新曲『Everyday』の凄さに気付いた件
あのですね･･･
僕は思ったのですが、Perfumeはズルいです。
他の曲はどれも耳から入ってくる情報、音だけで勝負してるのに、Perfumeだけは振り付けがくっついてきて音楽を強化させています。
なんか、みんな平面座標内で勝負している中で、Perfumeだけ三次元で勝負出来るみたいな(^ｰ^;
そりゃあ強いわ(^ｰ^;
ツインボーカルのKEYTALKに惚れ直しましたけど、Perfumeはトリプルだし･･･
（もちろん数が増えればいいものではなく、全然違う個性をうまく使い分けているのが凄いのです）。
しかもそのうちの一人かしゆかは、僕が最も愛する声の持ち主です。
そもそもの条件が違うわけです。
んで、その上で『Everyday』ってみんなでパーティみたいな歌詞が聞こえてくるものの、そんななかで特定の個人に向けた感謝を歌ってます。
なんかこのごく短い中であっても、実は周囲に溶け込んでない感じ？疎外感みたいなのを漂わせています。
全貌が公開されていませんから、大はずれかもしれないのですが、それにしたってこのアイディアは凄く魅力です。
最初から孤独な設計を漂わす『Rubber Human』も非常に魅力なのですが、やっぱり僕の中では一癖加えた『Everyday』の方が創作として超えてきちゃってる印象です。
曲名を括弧書きでit’s so happyとしたのは、4歳の長男がこの曲をそう呼んでいるためです。
「イッツソーハッピー聴く！かける！」とねだってきます(^ｰ^)
僕の方から『Everyday』をかけると、大喜びで「イッツソーハッピー！！！」と叫びます（とてもかわいい）。
そんなわけで、僕の中では『Everyday』というか、『it’s so happy』だったりするのです。
