偽Perfume

円城塔の『誤字』を読んでみました

 

そもそもはTwitterのこれが衝撃的だったってこと。

びっくりしました。

なにこの、存在意義をひっくり返したルビの嵐。

分量的には短編なんですけど、この猛烈なルビがものすごく読みにくかったです。

正確には、ルビは読みやすいんですけど、地の文が非常に読みにくい。

なんでこんなことが起こるんだか分かりませんが、ルビが本気出したら地の文を超えるという現象が生じていました。

ま、でも新潮の煽りにある帝国に対する独立と侵攻なのかな?って部分は、正直疑問が残ってます。

いや、ぶっちゃけよく分からずに読み終わったのですが、ユニコードに割り振られた文字たちが、ユニコードの束縛を外れて拡張していくというストーリーに対して、ルビを使って本音トーク、独立運動をするというのがどう繋がるのかっていうのが、あやふやに感じました。

試みとしては面白いですけど、どうなんでしょうか?

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