そもそもはTwitterのこれが衝撃的だったってこと。
【NEWS】好評発売中の新潮7月号にて、円城塔・最新作「誤字」を発表!……領土を拡張する帝国に対抗して、文字たちの独立と侵攻が始まる。Unicode宇宙大戦争に話題騒然!(川端康成文学賞「文字渦」シリーズ最新作) pic.twitter.com/AK5tCilYVp
— 新潮 (@Monthly_Shincho) 2017年6月20日
びっくりしました。
なにこの、存在意義をひっくり返したルビの嵐。
分量的には短編なんですけど、この猛烈なルビがものすごく読みにくかったです。
正確には、ルビは読みやすいんですけど、地の文が非常に読みにくい。
なんでこんなことが起こるんだか分かりませんが、ルビが本気出したら地の文を超えるという現象が生じていました。
ま、でも新潮の煽りにある帝国に対する独立と侵攻なのかな?って部分は、正直疑問が残ってます。
いや、ぶっちゃけよく分からずに読み終わったのですが、ユニコードに割り振られた文字たちが、ユニコードの束縛を外れて拡張していくというストーリーに対して、ルビを使って本音トーク、独立運動をするというのがどう繋がるのかっていうのが、あやふやに感じました。
試みとしては面白いですけど、どうなんでしょうか?