これはこれは・・・
何と言いますか、ミシェル=ウエルベックはホンマモンのクレイジーってやつですね(^ー^;
孤独な芸術家どうしの芸術論争、社会との関わり、見え方、そしてささやかな交流みたいなアートなテーマで第一部、第二部の大部分を構成していて、それ自体読み応え十分でたのしく読んでいました。
ところがどっこい。
第二部が終わって、物語的にはもはやあまり進行しようがなさそうなところまで辿り着いてしまって、かといってこのまま終わるにはもの足りないみたいな状態からの。
まさかの第三部。
唖然とするような超展開が待っていました。
これって、どんでん返しとかいうよりは、そもそもの小説の主題さえ変更されてしまったかのような、ありえない展開・・・
こっから一体どんな風に収拾をつけるのか、俄然盛り上がってきました。
タイトルの『地図と領土』に関しては、第一部でとっくに解決済み?に思われるのですが、その点も気になります。
ああ、楽しみ!!