第六話の構図、面白かったです。
小雪と香の、結婚出来ないけれどもしっくりくる関係と、
倫子の、結婚出来るけれどもしっくりこない関係の対比。
で、小雪と香は関係を維持して、自然な自分でいられて幸せもある一方、倫子は関係を捨てる選択をしました。
将来の自分に迷惑をかけると思う、と倫子は将来の自分に謝って、でも今を生きるしかない的なことを呟いたところで、ダン、ダダン!と入ってくるTOKYO GIRL!
「平凡を許してくれない」主体は、女子コミュニティ特有の同調圧力みたいなものかと思ってました。
でも、今回進展したドラマとともにこの曲を聴いていると、むしろそれはPerfumeの曲でいうなら、「自由のせい」だという風に感じました。
結婚しなくてもいい、幸せには色んなかたちがあって、個人はそれを選ぶ権利がある。
だから、そんな自由があるがゆえに、自分は平凡ではいられない、という流れです。
倫子は自由のせいで、将来の自分に迷惑をかけてでも、今のぎくしゃくした関係性を捨てる道を選び、友人はなんやかんや言いつつも倫子の判断を尊重しました。
伴う痛みを視野に入れつつも、自由を行使して謳歌しろ、みたいな意味合いもありそうです。
夜景に浮かぶ東京タワーのごとく、きらめきと輝きを増すTOKYO GIRLです。