ちょっと前からのファンで、基本新曲は全部追ってて、今もPerfumeは好き。
でも、ちょっと気になるというか、どうかなって部分が無くは無い。
そんなファンの人と、ちょっとした論争をしました。
①チョコディス、ポリリズム以降定番化した曲がなくない?
テレビなどで、Perfumeについて紹介されるとき、バックに流れるのは今も昔もチョコディスかポリリズムじゃないか?
また、一般人にとってPerfumeと言えばやっぱりこの2曲であって、その後これらを超えるような曲は出せていないんじゃないか、という意見です。
僕は普段そんなにテレビを見るわけではないですし、一般人にとってPerfumeがどれだけ認識されているのかもよく分かりませんが・・・
例えば、ライゾマやMIKIKO先生との絡みで最新テクノロジーを取り入れている、という話が出てくるときには、スペンディングやSTORYの方がむしろ出てくることが多いと思います。
特にスペンディングはテレビで基本やらない曲でありながら、それでも強烈な印象を残して存在感を示しているように感じます。
ライゾマやMIKIKO先生が存在感をさらに大きくしている昨今、スペンディング抜きでPerfumeを語る方が難しいと僕は思います。
②基本タイアップ付きだから表現に制約がありはしないか?
要するに、タイアップの無かった頃の自由な表現がしにくい環境にないか、ということのようで、タイアップなしで好き勝手にやっていた曲の代表としては近未来三部作が挙げられました。
シティやエレワが自由気ままに作られたものなのかは分かりませんが、タイアップの縛りがPerfumeの表現を制約している、というのは完全なる誤りだと僕は考えます。
そもそも、中田さんはオーダーのとらえ方がひん曲がってるというか、とんがっているので、CMにしか使えない、それ以上の何の深みもないみたいな作品は基本作ってません。
切りが無いほどの例が挙げられますが、最近で特にすごかったのは『FLASH』でしょう。
クソみたいな映画版「ちはやふる」を参照して作られたらしいのですが、あの映画にあった中途半端な青春とか恋の予感とか、そういったものを一切排除して、限界に挑み一瞬にかける女の子の戦いっぷりを抽出しています。
奇しくもそれは原作漫画が持っていた中核となる魅力だったという、運も味方につけてしまった強力な1曲です。
このように、基本タイアップのネタを参照しつつも、そこに拘束されないどころか新境地を切り開いていくのがPerfumeです。
③あ〜ちゃんだけキャラ変えずにいるけどさすがに厳しくないか?
例えばライブで、あ〜ちゃんはよく苦労話とかするのですが、さすがにもういいよって意見はよく見ます。
また、願い続ければ夢は叶う的な感動系の話も、食傷気味みたいな。
これについては僕はなんとも言えないというか、あ〜ちゃんがかなりのエゴイストでナルシストですから、ほっとくしかなかろうと僕なんかは思います(^ー^;
こういうとネガティブに聞こえるかもしれませんが、そういった部分がほぼ皆無のかしゆか、のっちだけではPerfumeは大きくなりようがなかったので、今後も是非強烈な自己主張は持ち続けてくれて構わないと僕は考えています。
それでもあ〜ちゃんがウザい、という人には、僕はいいことを教えてあげます。
かしゆかは、結構リアリストであ〜ちゃんほど夢みちゃいません。
言われたことをコツコツやってたら可能性が広がった、とか現実的なこと言ってますし、アラサーになったら今から新しくやりたいことをって感じでもないよね、みたいな冷めたことも言ってます。
またのっちは、よく分かりませんが、もっとそこらへんユルいと思います。
のっちはデフォルトでは寝ている状態、ドラクエⅣのエスタークみたいなもんなのです。
起きたらやる気出してイイコトやってくれるんですけど(^ー^;
それでいてこの二人、かしゆかものっちも、あ〜ちゃんが好きです。
特にのっちは、ヘンな意味でもあ〜ちゃんを好きなんじゃないか?と思わせることがあります。
こっそり手を繋いでたり・・・
三人そろってPerfume、ですから、あ〜ちゃんが多少鬱陶しくても、かしゆか、のっちに目を向けたり、その関係性をみてみれば割と全然楽しめる、そんな気がします。