UVERworldの『I LOVE THE WORLD』。
Perfumeのラブワと若干被った気がして不当な評価をしてしまった気がする一曲です。
何カ所かで、「Rock」と歌うところがあり、そこと「I LOVE THE WORLD」を連呼するところは特に格好いいです。
でも、ここで提案したいことがあります。
「Rock」を全て「Locke」に変えてみてはどうか。
そのわけは、
- さして意味は変わらない
- メッセージ性はむしろ強まる
からです。
ジョン=ロックの思想は格好いいです。
人間は生まれつき白紙のタブララサだという思想は自由と平等を保障します。
そして才能には違いがなく、単に習慣によって知性をトレーニングさせているかどうかが違うのだという見解には愛と情熱が溢れています。
プラトンのような文学的才能はほとんど無かったように思われるジョン=ロックですが、マジメでむしろ突き放した感じのクールな文体には好感が持てるし信頼感があります。
これだけ格好いい思想を持っていながら、それを文学的技巧で盛り上げたりもったいつけたりすることなく、さらりとするりと論理を展開していくさまは見事です。
そんなロックを、あえて今称えるのは何も間違っていません。
だから、I LOVE THE WORLDの「Rock」のところは、すべて「Locke」で構わないと思います。
I LOVE THE WORLD
UVERworld
2017/08/02 ¥250