【10月21日 AFP】仏ボルドー(Bordeaux)の私立病院で、「間違いなく臨床的に死亡した」と宣告された女性が14時間後に何事もなく目覚めていたことが、20日明らかになった。
情報源: 「臨床的に死亡」の女性、宣告から14時間後に目覚める フランス 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
フランスから人の生き死ににまつわる衝撃的ニュースです。
死にまつわる難しさ
死を宣告された人が、実は死んでいなかったというニュースです。
喜ばしい話ですが、ちょっと考えさせられますよね・・
頭をよぎるのは脳死判定された人から臓器を取り出す臓器移植です。
臓器移植はドナーカードで意思表示をしている人からしかできないとは思いますが、絶対的に移植臓器は足りていないので世の中的にドナーカードを増やそうという向きはありますよね。
でも僕は登録していません。
人の死というものがよく分かっていないのと、ドナーカードを推進する人が美談ばかりを語るのでなんかちょっと気が引けてしまっています。
必要性は認識しているつもりなのですが…
脳死してても、肌は温かいとか痛がる反応をするので臓器を取り出すときは麻酔をうつとか、そんな話を聞くとちょっと怖くもなります。
いくら人助けできるとはいえ踏みこんではいけない神の領域に足を踏み入れてしまうような、そんな思いもよぎります。
そしてこのニュースです・・なかなか複雑ですよね。
もっとも、アップルのジョブズだって移植をした臓器のおかげで生きられていると言ってましたし、世の中的にはもう結構普通になってきている部分もあるにはあるのだと思います。
臓器の怖さ
人間の臓器って、なんだか神秘的なものであるように思えてなりません。
魂が宿っていそう・・なんていうと、まるで宗教チックですが。
よく呪いの儀式で髪の毛や爪のかけらが出て来ますけど、あんなものでさえ十分不気味さを感じてしまうのが日本人だと思います・・
呪いの藁人形なんて文化を持つ民族は、下手に臓器移植に手を出さない方がいいのでは・・なんて、オカルトチックで恐縮ですが思ってしまいます。
難しいですね、何とも収拾がつきません。
iPSによる移植用臓器培養技術など、もっと分かりやすく納得のしやすい技術が早く実用されていくといいですね!
さすがに細胞までには呪いは感じないです。