Perfume映画良かったですよー!あんまお客さん入ってませんでしたけど(^ー^;
なので、おすすめするわけを列挙してみます!
1.STORYを見れる
まだCD音源化されていない、『STORY』をアメリカSXSWでやったバージョンで映画館の大画面で見られます。
『STORY』は普通のJ-POPではあり得ない音楽性をもった、Perfumeの中でも特にとんがった曲です。
サビの日本語詞部分ではかろうじてポップソング的なメロディが聴けますが、その他の部分は全然ポップじゃないです。
あんまり詳しくないので確定的には言えませんが、恐らくアイドルでこんな曲をやっているのはPerfumeくらいでしょう。
加えて、演出もパネルに映されたマッピングと3D編集を施されたCGをリアルタイムで撮影された動画と合成するという、これも他で類を見ないものかと思います。
2.苦労話が少ない
結構キャリアの長いPerfume、全然注目されずに苦労していた時期が長いので、やろうと思えば苦労話をガンガン盛り込むことも出来たことでしょう。
でも過去の話は小学生時代の映像がちょろっと流れるくらいのもので、押しつけがましかったり説教臭かったりするようなサクセスストーリー的な構成はしていません。
なので、Perfumeに対してそこまで情熱を持っている人ではなくても気楽に見られると思います。
海外に行ってみて色々試行錯誤してみて、やらかしちゃったこともあったりしたけど何とか乗り越えました!くらいの、ライトな感覚で楽しめる作りになっています。
3.笑いあり盛り上がりあり
ちょいちょい小ボケが織り交ぜられていて結構笑えます。
お土産屋さんでみつけたぬいぐるみについてのちょっとした勘違いとか、初めて訪れた名所での発見とか、名物を食べてみたときのメンバーの微妙な反応とか。
大爆笑するであろうシーンも一箇所あります。
のっちがロンドンで盛大にやらかしたシーンについてのメンバーの大笑いしつつの振り返りです。
一緒に見に行った嫁さんはbaseよしもとに通い詰めていた笑いの猛者ですが、大爆笑していました(^ー^)
また、ライブシーンもいくつか挟まれていて、それがなかなか迫力があります。
特に何度も流される『Enter the Sphere』という曲はPerfume屈指の格好いい名曲で、これが流れる度に見ていて盛り上がることと思います。
4.最高のポリリズムを見れる
Perfumeの代表曲といえば、何と言っても『ポリリズム』。
この映画では、その『ポリリズム』の最高のライブバージョンが収められています。
その最高具合はナタリーの画像からもお察し頂けるかと思います。
情報源: Perfumeワールドツアー終幕、初ニューヨーク公演は興奮の渦に – 音楽ナタリー
この公演自体はワールドツアー3rdとしてDVD化されています。
が、映画ではこのポリリズムに関する戦略をあ〜ちゃんが述べるシーンがそのだいぶ前に入れられたりしていて、よりこのポリリズムの最高具合が楽しめる作りになっています。
5.芸術的かしゆかの
リハーサルでかしゆかは短パン+黒タイツで踊ってるシーンがあります。
その際、チラッとモモの上のふわっとした曲線が・・・(以下自主規制)
6.温かい気持ちになれる
2.苦労話が少ない、の項でも述べたように、この映画は仰々しい物語は何もなく、割と淡々とワールドツアーの様子を流していくという構成を取っています。
「だめ出し会」なんて名前のミーティングの様子も映されますが、そんなに重苦しい空気ではありません。
むしろ、タオルを敷いた上でストレッチしながらミーティングするPerfumeのメンバーの姿は、ふつうに社会人として日々の仕事を頑張る自分にとってもそんなに遠い存在でないように見えて親近感が湧きました。
ただマジメに正攻法でやり続けてきたであろうPerfumeが海外で支持を得てライブで盛り上がるというのは、大富豪だのなんだののえらい成功者の物語を聞かされるのと比べて何倍も心を温かくします。
見終わったときのエンドロールで流れる『STAR TRAIN』の歌詞に、思わず泣いてしまうなんて人もきっと少なくないはずです。
まとめ
この映画を見に行く直前に、スタバに立ち寄りました。
そのとき、嫁さんが仲良くしている店員さんとちょっと話しました。
これから映画を見に行くと伝えて「何見るんですか?」と聞かれたので「Perfumeの映画です」と言いました。
すると、「そんなのあるんですか?」という反応が返ってきました。
微妙に知名度が低いのかも知れません(^ー^;
普段映画見に行かないので比較なんかは出来ないのですが、これはイイ映画だったと思います。
まだまだやっているようですし、あんまり混んでないと思いますので(^ー^;
良かったら是非どうぞ。
これまでの15年。これからの未来─ 過去と未来をつなぐ、Perfumeの“今”を描いたドキュメンタリー 2015.10.31 [Sat] ROADSHOW