ナタリーでもインタビューが掲載。こちらもボリュームあり、今のPerfumeを楽しむためのヒントが満載の必読ものとなっていました。
【特集】Perfume「Time Warp」インタビュー|コロナ禍で迎えた20周年を経て、生まれ変わろうとする3人の今https://t.co/4fREAz0Li8#prfm pic.twitter.com/VN7JkJBSD3
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) September 16, 2020
特にびっくりだったのが、10年先を見通した発言。
ということで、特に面白かった要点に絞ってざっくりと見てみます。
まずは先日リリースのあったライブDVD/Blu-ray『P Cubed』について。
初日はもともと撮影をするつもりではなかった
今年2月のドームツアー最終日、東京ドーム2日目はコロナの影響で中止となりました。
しかし本来映像作品となる予定だったのは2日目。そのため、東京ドーム初日には予備用のカメラが回っていただけ。
かしゆかも、
「東京ドームの2日目は収録が入るから」っていうのはちょっと頭にありました。ツアーの最後の最後でもあるので、初日よりも2日目に、より思いを伝えたいなって。同じことをまったく同じように2回は言えないし、初日にツアー全体を総括しちゃうと話すことなくなりますからね(笑)。
と考えての初日ライブでした。
そのため、今回はいつもの映像作品とはひと味違うとあ~ちゃんは言います。
この日は撮られてると思わずにライブをやってるから、「これが普段のPerfumeのライブ」っていう映像になったなと思います。
今までにないくらい素直な作品になった
確かにPerfumeは、今日はカメラ入ってるんで!みたいなことをこれまでも言ってきたりしました。
そうした意識なしでの作品化は今回が初めて?かもしれず‥
この視点で見てみるとまた色々と発見がありそうです。
新曲Time Warpを巡って
ビルボードのインタビューでもあったように、のっちさんがTime Warpのキラキラ感について力説してくれています。
「Time Warp」の歌詞で描かれてるのは「少年のときに感じたドキドキを今は感じられなくなってた」「もうあの頃には戻れない」というものだけど、「だから悲しい」じゃなくて「今だってドキドキできるでしょ?」「もちろん未来だってドキドキできるよ!」っていう歌なんですよね。「今まで生きてきた全部の時代が素敵やん?」みたいな、人生全肯定の歌というか。
最近の曲は歌ってて笑顔になる、とかしゆか。
──歌っててどうですか? 最近の曲は。
かしゆか めっちゃ笑顔になっちゃいます(笑)。「Challenger」も「再生」も「ナナナナナイロ」も、パフォーマンスしてて楽しいんですよ。
無限未来あたりまでは背伸びしていたwけれども最近は違うと。
シビアなのは抑えめで、かわいいのが連発してる感じはありますw
10年後について間違いなく言えるのは
今回コロナの影響で、やるつもりだったのにできなかったことがあるなら是非次の10年後にして欲しいとナタリーw
これに対し、多少びっくりしつつも3人ともすごくポジティブに、Perfumeは続いていることを当然のこととして答えていてアツい。
かしゆか 今までの20年も、常々やりたいことに挑戦させてもらってきたので、これからも自分たちといつも一緒にやってくれてる仲間たちを信じて、その人たちが新鮮で面白いって思えることをやり続けたいですね……41歳はちょっとわかんないですけど(笑)。
私が好きなPerfumeは「周りのプロフェッショナルな人たちが思案してくれる、自分では思いつかないようなことを、期待に応えて実現していく人たち」なので、これからも私は期待してもらえるような素敵な人でいなきゃなって思ってます。そして、そこをがんばることが新しいPerfumeにつながっていくのかなって。
あ~ちゃん 10年後について間違いなく言えるのは、3人共自由に、やんちゃに、今よりもっと楽しい毎日を過ごしてるってことです。たぶん今と変わらず3人で一緒にいるだろうし、楽しいことを思いついたら「やってみない?」って言って、いろんな人の知恵やアイデアをいただきながら、誰も体験したことのないようなことを3人でやってるんだと思います。
おお‥
Perfumeは、10年後も今と変わらず存在してると。期待していいってことですよね?
少なくとも今は3人ともこのビジョンを共有してくれている、というのはたいへん頼もしく心強いことです。
さすがナタリー、いつもいつもありがとう。