文明が滅び去ったあとに、もう一度やり直そうとする人間たちのしぶとさみたいな歌かと思ってた無限未来。
どこか漂う哀愁、大自然の中での祈りのような踊りがそのように感じさせるのかな、と思います。
飛び立つみたいな前向きな言葉と交互に現れる「さよなら」も終わりゆく何かへの惜別を湛えています。
ただ、この大自然は文明が滅んで人工物が消え失せた後である必要はありません。
むしろ…もともと自然しかなかったところに、これから人間たちが文明を築こうとしている、その最初の歌なのかもしれません。
森の中の映像をお蔵入りにしたそうですが、人間が猿から分離する第一歩に森から出ることがあったことを考えると、やはり無限未来は文明の始まりというテーマがあったりするのかな、と思いました。
空中に現れる巨大建造物なんかを見ると、宇宙への移住みたいなことも想定されてるかもと想像が膨らみます。
無限未来ってものすごく広大な視野ですけど、それが生まれたのは途絶えそうだった有限な未来をなんとかつなぐことができたからなのだと思います。
数々の困難をくぐり抜けてきた末の、安堵のときを歌っているような感覚。
しかしそれは…?みたいなバッドエンドを連想させうるチップチューンも紛れ込んでたりして、何とも恐ろしくあるのですが。
続きはFuture Popだったと考えればセーフ。なのでそういうことにしておきましょう(;・∀・)
まだまだ掘りきれてない無限未来の本当の姿は、きっとこれから知ることになるのでしょう。