ただ単に好きとかよく聴いたとかを超えて、すごく大事にしたい曲があります。Hold Your Handはまさしくそれ。
これ、応募したんですよ‥
妻と協力しあって、Magic of Loveのイメージでカラフルにして。
待ちに待った、PV公開の日。
しかし何度見返しても、僕らのは採用されていませんでした。
さすがにヘコんでしばらくPerfumeの話自体しづらくなっちゃったなあ。
それで迎えた、ぐるんぐるん代々木にて。
あ~ちゃんがMCで、PVには採用されなかった、もっとたくさんの手があって、その手一つ一つが私たちを支えてくれている。全て背負って歌います‥と言ってくれて、泣きました。
幸せなことに、妻も横に居たので本当に救われました。応募して良かったね、て、ようやく言えました。
懐かしくもそんな思い出を紐解きつつネットを開いてびっくり。
このときの応募サイト、そのまま残ってる!(;・∀・)
投稿写真も残ってました‥すご。
思い出話はこれくらいにしまして、内容に入っていきます。
Hold Your Handはタイアップの関係でCling Cling よりも先に公開されていました。
ものすごく分かりやすいいい歌で、あたたかな気持ちになったものです。
タイトルも実にストレート。こうなると、歌詞はありがちな感じになってしまいかねない危惧がありましたが‥
曲名だけならよっぽど凝ってるCling Clingよりも、歌詞は数段上を行く技巧的で面白い作品になっていると思います。
これはすごく濃厚なPerfume節というやつでしょう。Welcome to Perfume World.
平易な言葉だけで構成された、非日常の入口。人間の深み。
さらにすごいのが、コーラスパート。超好きです。
絶対割れないのにガラスだと言われる心。
込められた思い、信頼と愛あるいは慈しみとでも言いましょうか。
なんとも想像を掻き立てられる、奥行きのうかがえる表現です。
僕は当時、絶対割れないのはあ~ちゃんが守ってくれるからだよ、なんて解釈してましたが。想像を自由に膨らませて良いんじゃないかと思います(;・∀・)
声のことか、所作のことか‥その両方をひっくるめることもできる振動という表現。
涙色と形容されることであらゆる言葉は臭くなりがちなはずが、振動という物理的で無機的な言葉を持ち出したことでそうした胡散臭さ、物々しさは消え去り、純真な目線だけがそこに立ち上がるように思います。
すごすぎて、涙なしに聴けるかよ(´;ω;`)
個人的にもとても大切で、なおかつ作品的にも超高水準。Perfumeよ、いてくれてありがとうと感謝したくなるのが、Hold Your Handです。