スパイスは…え、これPerfume最高傑作じゃね??!(10個目くらい?の最高傑作候補笑)
スパイスは、かしゆかのスカート一番短い疑惑その1。
ちなみにその2はミュージアム。
いやあ、やりすぎ(;´Д`)
そしてPVがかなりヤバイ。割とクレイジー。とりあえず正常ではないです。
ここらへんはリアルタイムで見てましたが、覚えてる限りで唯一Perfumeが非難をくらってたPVでは…
食べ物をハイヒールで踏み潰したり、テーブルに立ち上がったり寝っ転がったり、フォークで食べ物ぶん投げたり、まあ行儀的には最悪でしょう(;・∀・)
単色だった世界がカラフルになっていくストーリーは音楽の展開と相まって感動的ではありますし、不思議な精神世界の物語といった趣きですので行儀的な話を持ち出すのも的外れな気はしますが…
Perfumeは基本、とても礼儀正しく行儀よろしですので、そのイメージと相反するのは確かかもしれません。
なんてことを思い出しつつ…
このスパイス、Future PopツアーでもButterflyの後という最高のポジションで登場して僕は狂えるほどに盛り上がったものの、周囲は割としっとり聴いてたのが意外でした。
僕はライブもツアーで一回行くか行かないかで、猛者の方々に比べると全然初心者なんですけど、スパイスのノリについては自分が一番ヤバく盛り上がってたと思いました。(;・∀・)
で、何がそんなにスパイスでやばいかって、それは実は歌詞。Perfumeは歌詞カードだけ解釈するなんて間違ってる!と微かなカオリのときに言いましたけど、スパイスは歌詞カードだけで充分にヤバさが分かるでしょう。
これは本当に最高傑作かもしれません。
スパイスで一番の歌詞って、「知らないほうが…」を大多数が挙げると思いますし、僕もそれに完全同意します。
Perfumeの作品に触れて、未知の快感、喜びを得まくった上で、Perfume自身がこんな風に歌う笑
ゾクゾクしまくる笑
もう帰れないよって言われてるみたいで(;・∀・)
Perfumeで一番切れ味鋭いフレーズはどれかって、即答するならここでしょう。
それこそ人それぞれここの意味については心ゆくまで味わい愉しめばいいと思うのですが、僕もそれなりにここについては妄想してきました笑
それは、ソクラテスとプラトンの違いとでも言えばいいのか…
常識を疑い、ぶっ壊したのがソクラテスで、その先に真理があるのかは明らかではありませんでした。
しかしプラトンは、その先にイデアを確かに見ていた。
そしてスパイスは、この意味で非常にプラトン寄りです。
もう今にもイデアに届きそうになっていて…
但しその直前で、一瞬立ち止まり呟きます。もしかすると、「知らないほうが…」
知識を得ること、成長することに関して普通は無条件に良いこととされてもてはやされるわけですけど、その極地間近で
これ以上はやばいかも
ってなっているのが超面白い。
逆に本当に奥義に迫っているっぽいように思われます。
謎の周囲をうろついてるだけのような歌詞でありながら、Perfumeはダンスでどんどん次々とトビラを開け放っていきます笑
結果、このしつこく繰り返すだけの音楽構成の中でどんどんゾワゾワが増幅していって、不思議な陶酔感に包まれ高揚していきます。
中毒性は随一といっていい、まさに知り過ぎない方がいいかもしれない作品笑
PVがヤバイのも、そういう作品なんだからしょうがないっしょ?って思えてきたらもうスパイスのトリコでした。