偽Perfume

【Perfume】P^3カウントダウン、ポリリズム

もらったコンセプトを自身の創造の起爆剤にしてオリジナリティの高い表現をしてしまう、というのはタイアップ付きのPerfume曲でよくあること。

ポリリズムは公共広告機構のCM曲でありながら、見事にそのコンセプトを食ってPerfume的な創作へと成長させてみせてる快作です。

いや、そもそもポリリズムのCMがなんのためのCMだったのか、僕はよく分かりません(;・∀・)

一方のポリリズムの主張はかなり鮮やか。

一言で言うならば

きみの「思い」が何より大事

です。

ちなみに‥

中田さんは、かなり思いを込めてます笑

例えばバージョン違いの存在。

これは、未公開のパーフェクトスター別バージョンやエレワの別とはワケが違います。

サマソニではこれに近いかたちでライブが行われているからです。

つまりはかなりギリギリまで試行錯誤が行われていて、要するに中田さんはかなり労力を費やしていると思います。

そもそも、中田さんは積年の恨みをポリリズムで果たしたと言えます。

中田が初めてPerfumeに楽曲を提供する際、アミューズと中田の間で楽曲のディスカッションがなされる中、中田は自身が製作した楽曲についてアミューズ側から「アイドルの曲にしてはカッコ良すぎる」との指摘を受けた[192]。カッコいいという理由で曲のダメだしを受けた経験が初めてであった中田はこのとき、「アイドルは『カッコ良すぎる』曲を発表してはならない」というアイドル歌謡界の常識に強い違和感を覚えることとなった[188](このような中田の苦悩から生まれた楽曲が『おいしいレシピ』である[要出典])。中田は、このような閉塞的なアイドル歌謡の現況は誤っていると感じ、以降、Perfumeというアイドルに対して最先端のサウンドを組み合わせることで音楽的な挑戦を試みるようになった[188][192]

Perfume│Wikipedia

このような背景で、ここに挙げられたおいしいレシピだけでなく近未来三部作も作られたと思います。

もろにカッコよさを追求しているエレワについては、今後もこんな感じでいきたいみたいなコメントをインタビューでも言っていました。

要するに、中田さんはずっと怒り続けていたんじゃないかなって思います。

なんでPerfumeはこんなにカッコイイのに、ファーストアルバムをベストにさせられたり、解散チラつかせられたりするんだと(;・∀・)

いい加減にしろよこら、みたいな(;・∀・)

ポリリズムのWikipediaには、怒り狂った中田さんの姿が克明に記録されています。

このポリループの部分については、リリースに際してPerfumeのレコード会社・所属事務所双方からの反対があった[4]。レコード会社である徳間ジャパンコミュニケーションズ側からは「音飛びと間違われ不良品扱いされる恐れがある」と難色を示されていた。このような意向に対し、中田は反発、「これくらいのことをしなければファンは満足しない」と説得したことにより徳間側を応じさせた。また所属事務所であるアミューズ側は、テレビやラジオなどで披露できない[5]ことを理由としてポリループ部分の変更を決断した[6]。Perfumeのマネージャーが中田に対し、この決定を伝えたところ、中田は「僕が行きます。行って説明します。」とマネージャーに告げた上で自ら直接アミューズ事務所まで赴き、担当者に対して「今の若い世代はどんどん新しいものを取り入れるから、若い子の音を聴いてそれに合わせるのでは遅い。クリエイター側はそれより先のことを考えて作るくらいでないとダメだ。」 と力説し、この決定に直接異議を唱えた[6]
これに対しアミューズ側は、「でも、このポリループの部分はテレビでもラジオでもまず流せない」と説明したが、中田は「大丈夫です。ポリループをカットしたラジオエディットバージョンを作ります。ただ、1曲目はこれで行きたいです。」と反論し、あくまでポリループを挿入した状態でのシングルリリースにこだわった[6]。さらに、「この間奏は長すぎる」とアミューズ側は再反論したが、「これは間奏ではありません。歌です。(そもそも、間奏とメロディを分離するという発想は間違っていると思う。)」と中田は答え、アミューズ側を説得し、中田の熱意に押される形でアミューズはポリループを「ポリリズム」に挿入することを承諾した[6][7]

ポリリズム│Wikipedia

そしてこれらのバックグラウンドを確認した上で完成版ポリリズムを聴くと…

歌詞とか、地味に中田さんの個人的思いも入っていそうに思えたりします。

出会ったときから、中田さんは妥協なしに作れる一番の音楽をPerfumeには提供し続けて来たと思います。

けれどもそれが、本当に素晴らしい音楽なのだとPerfume自身が気づいたのは、メジャーデビュー2作目のコンピューターシティになってようやくのことでした。

この間、3年から4年。

決して短くはない時間が経っています。

そして、さらに1年以上をかけて…Perfume、まさかの好機を得て中田さんの恨みつらみ、怒りを最高のかたちで晴らすこととなったのがポリリズム。

「思い」が一番大事、と歌うこの歌で、まさにそれを実証してみせていると思います。

いつもクールに、距離をおいた感じのある中田さんですが、実はちゃっかりPerfumeを大事にしていたっていう(´;ω;`)

まあ、やりすぎ感はありますが(;・∀・)元々ハチャメチャしてたのがPerfumeですから、これだけ色々ぶっ込むのは全然ありでしょう!

PerfumeはPerfumeで、この曲をどれだけ大切に育てたことでしょう?

最初はほんの少しだったかもしれない「思い」、どれだけ大きく広がっていったことか!

だから、「思い」が一番大事というポリリズムのメッセージは、何度でも歌ってほしい、いつまでも聴いていたい歌です。

ベスト収録はチョコディスと同じくらいに当確だったとは思いますが、おめでとうございます!

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