何これもエレワみたいに別バージョンあるんすか!?
バージョン違いというか、全然違う曲?
マジっすか‥
その違う方のパーフェクトスターがどんなものかは永久に知ることはできないでしょうから別にどうでもいいっちゃどうでもいい話ではあります。
ここで大事なのは、今も生き残っているこの名曲が、Perfumeたち自身が選んだものかもしれないということです。
解散の危機を前に、これを選んだ思いは‥と色々想像が膨らみます。
パーフェクトスターほどフラットに評価しづらい曲もないでしょう。
既にPerfumeがなくなってしまった後を歌っているとか‥そう言われればそう聞こえます。
というか、そんな妄想を挟まずとも、決して明るい歌とは言えません。
もう絶対に帰れない、会えないという無言の距離感があります。
ただ、悲しみの歌かというとそうでもなく‥
そもそも、美しいものが永遠に続きはしないという考えがどこかにあって、もう二度と会えないことは悲しいのだけども、そこまで苦しいくらいにいないことが寂しくなるパーフェクトスターと出会えたこと、パーフェクトスターが存在したことを賛美しているようにも思えます。
光を描くときに、底なしの闇・絶望も伴わせる。
そんなひねくれもPerfumeらしさ。
シティやエレワに比べるとかなり情緒を漂わせてる歌い方も注目。
そして何より、この歌を悲しげに歌ってるのを見たことがない点が個人的には興味深いです。
むしろ、楽しそうな顔をしているような…
素晴らしい芸術の誕生に喜ぶ妖精たちみたい。内容は悲劇なんですけど。
というように、ちょっと変わったところのあるPerfumeらしさが沢山詰まってるとても面白い一曲だと思います。