偽Perfume

ロバート・W・チェンバース『使者』のたのしさ、おもしろさ、ウマさ

クソカワパーティー状態の『紫の帝王』に続けて、『使者』についても。

はじまりが超良い。

冒頭いきなり、額ど真ん中を撃ち抜かれた頭蓋骨が出てくる衝撃のスタート。

さらには、名簿では39人の名前があるのに見つかったのは38個だけ。

そんなにも多くの頭蓋骨…しかも、全て眉間に穴。そして見つからない一つの謎。

開始数秒でワクワクゾクゾクがたまらない(;・∀・)

一体何があったのか?そしてどういうことなのだろう?

と興味をそそられた次のページで、名簿はフランス語で書かれていないと言われます(舞台はフランス)。

ブルトン語という言葉で書かれている、と。

名簿が書かれた当時ブルトン語は書き言葉としては使われていなかったはず。

ただ一人だけ、当時ブルトン語で書物を書いたという聖職者が知られていて‥

その聖職者の呼び名は、

黒司祭

たまらねえ!!!笑

ていうか、一息つかせてと言いたくなるほどの、初っ端からのおもしろネタぶっ込みまくり具合。

ページをめくるのを止められない体験が、ここにはあります。

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