すっかり寒くなった10月、気持ちしっとりめの曲が増えた印象があります。
『ゆのもきゅ』やSt. Vincentの強力アルバムをガッツリ聴きまくったんですけど、他にもたくさん楽しい発見や出会いがありました。
というわけでランキングスタート!
14位『I Need Lovin’』 Amery
軽やかなポップソング、イイね(^ー^)
I Need Lovin’
Amery
2017/08/03 ¥200
Love連発、気付けば口ずさんじゃう感じの名曲です。
13位『festa de centauri』DE DE MOUSE
ジャケ買い必至なアートに注目ですが、不思議な声をフィーチャーしたサウンド構成も面白いです。
festa de centauri
DE DE MOUSE
2017/09/15 ¥250
ストーリー性が見えたらもっと聴いたかもしれないんですけど、何か気になって繰り返し聞くことが多かった印象です。
12位『Decay』Cymbals
憂いを帯びたストリングスを基調としたエレクトロ。
Decay
Cymbals
2017/08/25 ¥150
リリースは8月の終わりだったみたいですけど、寒気を増した季節の変わり目にぴったりな感じ。
落ち葉に気付く帰り道、みたいなシーンに良く合います。
11位『あの秋とスクールデイズ』おいしくるメロンパン
キター!
情けないな情けないな情けないな情けないな・・・
最高!!
あの秋とスクールデイズ
おいしくるメロンパン
2017/09/27 ¥250
なんだかんだでバンドが好き、なんですよね。
歌とシャウトと、彩るギターが快感。
10位『狂想』キツネの嫁入り
いかにも狙い澄ました不協和な感じがクサいっちゃクサいのですが・・・
不安をかき立てるサウンド、悪夢を象徴したジャケ、不条理な歌詞、などなどコンセプトをがっちり固める構成が見事だと想いました。
狂想
キツネの嫁入り
2017/09/20 ¥250
6分半と長いのですが、引き込まれて聴いてしまいます。
中盤のベースソロが入るところ、その後のボーカルが高揚していくところなど抑揚もしっかりあって飽きません。
9位『春一番の風が吹くってよ』平賀さち枝
頑張れ乙女(^ー^;
勝手な想像に過ぎませんが、彼女は実力派のシンガーソングライターを目指してるんじゃないかと思うのです。
曲は良いし歌も特徴があって、後は力のある言葉が使えたらパーフェクトだと思うのですが・・・
その、歌詞がよく分からんw
春一番の風が吹くってよ
平賀さち枝
2017/09/20 ¥250
たくさん言葉を尽くしてくれてはいるんですけどw
その意味和からなさが逆にツボで・・・なんて言うと、本人に怒られそうなのでそろそろ止めます。
この曲はですね、終盤歌詞がなくなって音楽だけになるところがすっごくイイ。
感動的です。
全然、これよりランク下の曲たちを凌駕しちゃってます。お見事。
8位『ぼやけた朝陽』アンテナ
声だけ聴くと、一瞬草野正宗?って勘違いしちゃう感じのボーカルです。
メロディが超綺麗。
ぼやけた朝陽
アンテナ
2017/10/18 ¥250
歌ってみても気持ちいい。
ちょっと凝った感じの言葉遣いな歌詞はまだちゃんと読めてませんが、そんなにダサい感じもしません。
7位『If you wanna』Perfume
秋口リリースとアナウンスがあったものの、出たのは8月末。
全然季節感のない歌詞ではありますが、しかし敢えて季節を選ぶなら、それは秋なのかも。
If you wanna
Perfume
2017/08/30 ¥250
うちに秘めた情熱がふつふつと、乾いた空気越しに伝わってくるようです。
この曲では効果的に「間」が使われていると思うのですが・・・この感じが、w-inds.の新曲とか、Yunomiの新曲とかとも共鳴している感じがして、相変わらずPerfumeは突っ走ってますなwって実感。
さすがに聴く頻度は減ってはいますけど、まだまだ全然フレッシュです。
6位『みっくしゅじゅーちゅ』大森靖子
なめくさった曲名に、エロい歌詞。こんなの惚れる要素ゼロなんですけど・・・(^ー^;
みっくしゅじゅーちゅ
大森靖子
2017/09/27 ¥250
まず、ボーカルの無気力な感じが良い。
ぼそぼそ系の声ですね。こういうのは好きです。
あと、歌詞。自分の価値は自分で決める、誰かに振り回されるのはイヤだっていうUVERworldみたいなロックスピリット満載です。
で、それをポップでまとめてるという・・・実にイイ趣味じゃないですか!
5位『Baby Face(English Live version)』Perfume
This is gonna be alright tonight!!
って何回歌ったか!
2016年リリースのアルバム『COSMIC EXPLORER』収録の『Baby Face』はもともと日本語の曲でしたが、去年のアメリカツアーでは英語で披露しました。
それが、初回版のライブDVD/Blu-rayオマケディスクに収められています。
かしゆかのっちも大好きな英語バージョン、会場のムードも温かくて最高です。
秋にピッタリなんですよ。
4位『東京シュノーケル(feat. nicamoq)』Yunomi
滅亡直前の地球に取り残された「僕ら」の歌。
東京シュノーケル (feat. nicamoq)
Yunomi
2017/10/18 ¥250
まさにPerfumeの『エレクトロ・ワールド』とシンクロな世界観で、Yunomiらしくキャラクターの可愛らしさをしっかりと折り込みつつ、滅び行く世界の絶望感を全面には押し出しすぎず、でも確実にこの世界が消えてゆく空気は漂わせるという絶妙なさじ加減です。
キラキラしたアウトロからの次曲への流れは至高です。
3位『Pills』St. Vincent
変態だ(^ー^;
Pills
St. Vincent
2017/10/13 ¥250
一見するとポップでカワイイ曲ですけど、即座に印象をひっくり返すようなノイズギターが飛び込んできたり、愉快なラッパ?が聞こえてきたり、あまりに自由自在過ぎて笑うしかないです。
歌詞の方も正気の沙汰とは思えないとんでもないことになっていて、なんかもうプリンスとかボウイとかの大作を聞き終えたみたいな心地よい疲労感が味わえます。
2位『Sea』Roosevelt
無限に広がる無機質な世界観が魅力。
祈りの言葉のような、最小限の歌詞。そして突如舞い降りるギターの旋律が超カッコいい。
Sea
Roosevelt
2016/04/27 ¥250
余計な干渉など一切してこない、この素っ気ない感じは何か聴きたいけど、同時にあんまり関わりを持ちたくないという秋独特の?感覚に見事にマッチしてました。
これだけ微妙に古い曲でこの10月に知った分けでもないんですけど、いつしかプレイリストに加わってホントよく聴いてました。
1位『守護霊(feat. nicamoq)』Yunomi
If you wannaのところで少し触れましたが、なんといっても「間」です。
ところどころにちりばめられた「間」が際立たせる、より一層の激情。すごすぎ。
守護霊 (feat. nicamoq)
Yunomi
2017/10/18 ¥250
運命に見捨てられ愛する人にも忘れ去られようとしている哀しい存在が、消えゆく直前に呟いた「温かいな」。
こんなストーリー、どこにもありませんでした。
そして音楽はこのストーリーに従属しつつも、どこにもない斬新な構成をとることで新境地を切り開いています。
こんな幸福なカップリング、なかなかありません。
ちなみにリミックスを聴くと大体は抑えられている部分を無視してミックスされていて、この曲の凄さを簡単に味わえます。
一回聴いてみてよく分からなかった、なんて場合は一度再生回数の多いリミックスをどれか聴いてみてから戻ってみると凄さがよく分かるかもしれません。