ドラマ『コウノドリ』でサクラ先生が「出産は奇跡だ、でもその後には現実が待っている」と言っていました。
物語の「それから」
待ち受けているシビアな現実を生きなければならないこと。
それは、物語のエンディングを思わせる”兵士の帰還”を描き、そこに残虐な結末を匂わせつつ、「それから」を歌いたいという旅人のコンセプトとシンクロしているように思います。
コナツ最後の日々。
七尾 旅人
1999/03/20 ¥250
あんまり人に見向きされない「それから」を取り上げるのは、きっと寄り添う意志があるからだと思います。
だからコウノドリもコナツ最後の日々も心を打つものがあるのだと。
そして、『守護霊(feat. nicamoq)』もそこに連なるように思います。
守護霊 (feat. nicamoq)
Yunomi
2017/10/18 ¥250
静寂と動揺を行き来しつつ、ときに聖歌のごとき厳かさをもって奏でられるこの音楽のすばらしさには、見捨てられほっとかれた人々への寄り添いがあるからかも、なんてロマンチックな妄想が膨らみました。