このバンド名いいなあ・・と思って密かに追っていたサイダーガールが10月18日にアルバムをリリース。
これが、実に爽快、青春まっしぐらでイイ!
鮮烈のジャケ
まずはなんといってもこのジャケ。
セーラー服の首。
乱れる前髪。
のっぺりと横たわるイエロー。
最高!!
余裕の一曲目からの二曲目ダッシュ
一曲目は簡単な挨拶的な、お洒落で緩やかなナンバー。
サイダーガールはポップでロックな爽快な曲という印象の中で、意外性のある大人な感じにまずびっくり。
で、そんなこちらを嘲笑うかのように次なる曲のイントロが登場すると、キター!!!!な『メッセンジャー』。
アルバムで音楽を聴く機会が激減してますけど、こういう既に知ってる曲がアルバムでの曲順の妙によって大化けするという体験は棄てがたい。
SODA POP FANCLUB1(通常盤)
posted with カエレバ
サイダーガール ユニバーサル ミュージック 2017-10-18
Apple Musicでも聴けます。
武器と弱点
最大の武器は甘酸っぱさですが、それを支えているのはギターのセンスとメロディの良さ、そして声質です。
これは文句なしにイイ。『メランコリー』とかKEYTALKみたいなハンドクラップまでかましてて超カッコいい。
メランコリー
サイダーガール
2017/10/18 ¥250
一方、他の怪物たちに比べてもの足りないのが、歌詞の弱さ。
面白いフレーズとかはありますけど、全体に印象がうすいです。
特に、「存在証明」みたいな使い古された言葉からはとっとと卒業してもっとひねった言葉をぶつけてきて欲しい(^ー^;
それも青さの表現と言われればそれまでですけど、たぶん余裕で超えられるラインのはず。
歌詞が全然ダメってわけでもなく、むしろ音としての歌詞は流れて乗って楽しくて、こういうセンスは間違いないと思ってます。